2009年3月26日木曜日

商社金融

商社金融とは、商社が商品の支払サイト(代金支払猶予期間)を通じて実質的に融資を行うことを指す。
日本的な商慣習では、業界によっては手形による支払が一般的であるために、支払サイトが非常に長期になる場合がある。そのため、商社がメーカーと客先の間に入り、メーカーに対しては早期に代金を支払って資金繰りを助け、客先に対しては希望通り長期の(手形を含む)支払サイトを受け入れることによって、その期間の差のリスクと金利を負担し、その代償としてマージンを得ることが一般的に行われる。この時、支払サイトの期間中、客先に対して実質的に商品代金分の金額を貸し付けている状態となるため、「商社金融」と呼ばれる。

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